ジャニオタ出身、スタツア出のド新規が考えるST☆RISHの「リアル」と彼らのアイドル像
2022年9月某日、来栖翔くん推しのお友達に「アイドル好きならうたプリ観に行こう」と誘ってもらい、『劇場版うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEスターリッシュツアーズ』をはじめて鑑賞してきた。
アニメの2期まで予習して、当日、朝の8時に集合して通常上映→応援上映→マジLOVEキングダム鑑賞と、退路を断たれる形で猛スピードでST☆RISHに落ちて、3週間経った現在気づいたら7回鑑賞していた。
こうして、ジャニオタ出身、スタツア出のド新規が誕生した。
ちなみに私のジャニオタ担当遍歴は、中島健人(SexyZone)からの永瀬廉(King & Prince)です。
キンプリで初めて推しのデビューを経験し、小さいころから嵐はインフラのように接してきました。
お察しいただけるかと思いますが、王道キラキラアイドルが大好きです。
そんなうたプリにハマる素質MAXのジャニオタがST☆RISHに感じた「リアル」と、グループとして、個人として、シンメとしての「アイドルの在り方」をスタツアのセトリに沿って話したい。
(多分同じような感想を持った人がたくさんいるはず!発言が被ってたらすみません!)
(あとはここから、突然語彙力がなくなる瞬間があります。)
OP
パイロット衣装で敬礼ポーズ!襟もメンカラでかわいい…
て思ってたら、みんな飛行機を操縦し始めて一瞬混乱する。
飛んでる!?
しかし、ジャニオタは思い出す。
*1King&Princeはコンサートで飛行船を操縦するし、*2なにわ男子は1stコンでプラチナのジェット機から登場する。
何もおかしくない!!!!
このOPの作りこみが…ST☆RISHのライブは本当にリアルと思った最初のポイント。
ライブ全体を通してテーマやコンセプトが一貫してあるのも、デビューから数年経ったアイドルとして超リアリティーがある。
突然曲が始まり、突然登場して、オタクが半狂乱みたいな歓声あげてるのもリアルで身に覚えがあります。
マジLOVEスターリッシュツアーズ センターの使いどころの話
グループで歌う貴重な一曲なわけですが、ST☆RISHのフォーメーション展開の仕方に特徴がある話がしたい!
ST☆RISHは7人グループなので、曲中にセンターポジションが存在するグループ。
そして、センターは一十木音也さんですね。
なんだけど、ずっと音也センターかと言われるとそうでもない。
サビはずっと音也センターというわけでもない。
フォーメーションの変化が楽しいグループで、キラーパートでカメラに抜かれる瞬間に音也がセンターに出てキメてくれる。
メンバーが7人という、JPOPの男性アイドルとしては人数が多めなことも起因しているかもしれません。
同じ奇数グループのジャニーズと比較して説明します。
King & Princeの「恋降る月夜に君想ふ」はセンター(平野紫耀)中心に展開されるフォーメーション
Hey! Say! JUMPの「WhiteLove」は締めたいポイントでセンター(山田涼介)が出てくるフォーメーション
落ちサビは特にわかりやすい。静の瞬間にセンターが出てくるのがST☆RISHと似ている。
正直、曲がメンバーの映画主題歌だとか、そういう要因でセンターの使い方は変わってくるので、一概に言えない部分もあります。
その上で、ST☆RISHはフォーメーション変化に富んでいて、センター一十木音也を効果的に使う振りが特徴的なグループというのが私の中での印象です。
OK,Hello World 一十木音也
音也さん、前髪アップヤバすぎる!タイプすぎる!前髪アップに編み上げブーツで早替えして息上がってないのプロすぎ!と終始思っていた。
ライブ中に髪型変えてくるアイドル、それすなわち最高アイドル。
そして、一十木音也のパフォーマンスについて。
デビュー当時がシャカリキにかっこつけていたとしたら、今はもう格好がついているスーパーアイドルですね。
天性のアイドルセンスが、経験による自信でさらに磨きがかかっている。
特に「愛を知る」のところの表情とか、狙ってやってるものなのか、にじみ出たものなのか、考えれば考えるほどわからない。
OPに満点スマイルで「笑顔にするよ!」と言った次の曲で、表情一つでオタクを泣かす。
その、オタクを振り回す才能が最高にアイドル。
さすが、この規模のライブができるアイドルグループで不動のセンター張ってる男よ。
あとすみませんがこれを言わないといけない。真斗さんがピアノ弾いていた。
ライブでピアノ弾いてくれるアイドルはサイコーなんだ…(*3「中島健人 永遠のメリーゴーランド」で検索)
Ready to be a lady 神宮寺レン
神宮寺レン様って…女性だったら絶対宝塚で男役トップスターやってますよね!?
レン様セクシー担当だと思うんだけど、意外と華奢でフェミニンでおっとりした雰囲気で、そこに色気がある!!
ビジュアルの初見イメージがワイルド系だったのでいい意味で裏切られた。
だって、ボタンガッツリ開いたシャツと、過激めな歌詞なのに、レン様のパフォーマンスはとてもお上品なのだ。
最初に宝塚のトップスターと言ったが、その本意というのはこの「何やってもお上品」に集約されます。
肌の露出が多かろうと、歌詞が過激だろうと、ひとつひとつの所作が美しくて品があるため、男性的な荒々しさからは遠く、あくまで「麗人的魅力」になっている。
あと、アイドルに「レディー」とか「ハニー」とか言われるのは、私はSexyZone中島健人で経験してきたのだが、アイドルにそう呼ばれることよりも、アイドルのその心意気を愛している部分があります。
レン様も健人くんもメンバーに対して「マイプリンス…今日も美しいね…」などとは言わない。それどころかレン様も健人君もメンバーとけっこう喧嘩するタイプ。
だからこそ、アイドルとして語りかけてくれる時は「女性に優しく」「ファンは特別扱い」という彼のアイドル的モットーを感じてそれが嬉しい。
そしてこの事務所にはジャニーズJr.という制度はないので、翔ちゃんがバックに徹する姿を初めて見てときめきました。
トリッドラヴ 愛島セシル
ジャニオタみんな思いましたよね?
セシルちゃんが「バイバイDuバィ~See you again~」(SexyZone)を歌い始めたって。
ちがった。
Duバイではなくてアグナパレスだった。しかもマジモンの中東の王子様だった。
眠りから覚める始まりも高貴なエジプトの猫様みたいでいい!!
クップルは黒猫だったが、私はセシルちゃんが猫になるとしたらアビシニアン一択だと思う。
しかし、セシルちゃん。
今回ツアー通して曲中かなり超あざとポーズかましてたり、お兄ちゃんたちに甘えにいったりしてて、「ウワーーー!!末っ子の自覚あるタイプの末っ子だこの子!!」と心の中で暴れていたんです。グループの末っ子大好き。
だけど、ソロ曲では普段のゆったりとした(マイペースとも言える)一面が、しっかり王家の気品となってセシルちゃんを纏っていた。
先輩であるお兄ちゃんたちを従えてても、全く違和感なかった。
このアイドルとしてとしての二面性ですよね。
メンバーの加入脱退って、ファンも相当荒れると思うので、加入メンバーのメンタル面が心配になったりもする…
セシルちゃんは音也&トキヤという超贅沢なバック付けて堂々とソロ曲パフォーマンスできる実力と、7人でのパフォーマンスでガッツリあざとさ出せる胆力があって、安心できる。全力で沸ける。
これだから末っ子は…沼なんすよね…
Snow Ballade 聖川真斗
来てしまいました、真斗さんのソロが…
雪景色とハイネックは最高の組み合わせだし、歌声も表情も演出も全部素敵だった…のだが、「うわ、このひと推しだ…!!!」という衝撃が大きいせいで、毎回記憶もないし語彙力もない。
ただ、全編通して真斗さんが何回も「永遠」って言葉を使っていたのが印象的でした。
アイドルが「永遠」を口にする儚さは美しいですよね…
嵐が活動休止前、最後の曲に選んだのが「Love so sweet」なんですが…
さよならソング、卒業ソング、いくらでもあるだろうに、このタイミングで「信じることがすべて Love so sweet」と歌って、最後にまた魔法がかかるんですよね。
メンバーもファンも、「嵐は永遠」と信じているから成り立つ魔法。
真斗さんは抱擁ひとつで滝に打たれる真面目な人じゃないですか。
表面的に「永遠」を使わない人だと思う。
だからこそ、いつか来る終わりを知っているからこそ、「永遠の魔法」をかけ直してくれるような、覚悟や愛情を感じました。
だって、私がST☆RISHをずっと応援していたファンなら、何万の青いペンライトの中で歌う推しを見て、「ここまで連れてきてくれてありがとう」と「とんでもなく遠い存在になったな」の気持ちで大号泣してちょっと寂しさも感じちゃうと思うから。
(実際今年キンプリ初ドーム公演でベショベショに泣いたオタク)
真斗さんは、ファンの寂しさや不安に寄り添って、永遠を信じようと言ってくれる誠実なアイドルだと思います。
愛をボナペティ♪ 四ノ宮那月
一緒に踊れる曲超たのし~~~~~~!!!
*4ジャニーズの単調なペンラ操作しかしてこなかったオタクがペンラの振り方に苦戦してたところにこの曲。最高でした。
しかも振り解説までしてくれるという新規への優しさ!!
なっちゃんはソロ曲で彼のふんわり穏やかで甘いアイドル性を堪能して、「なっちゃんらしいな!!」と思ったんです。
いつか*5紅白とかでディ〇ニーとコラボしてミ〇キーと踊ってほしいし、ディ〇ニーの吹き替えで王子様役やって、F〇S歌謡祭でプリンセスとデュエットして茶の間をメロメロにさせよう。
などと思っていたんです。
しかし、あとでも触れますが、なっちゃんはパフォーマンスや演技において、相当憑依型ですね…
ソロ曲、トキヤバック、UUUUパフォーマンスでギャップがありすぎる。
歌い方だけでなく、関節の使い方、表情の付け方、目線の使い方まで、曲の世界観になじむ力が強い。
どんな曲でも自分の色をうまく出せる人もいますが、なっちゃんは曲ごとに全く異なる一面を魅せてくれるアイドルですね…すごい。
そして、メンカラ黄色のソロ曲で、メンバーがバックで着ぐるみ着て踊っていると言えば、*6二宮和也の「秘密」。
曲中に着ぐるみ脱ぐ嵐と、着ぐるみ脱がないST☆RISH、みんな違ってみんないい。
しかしST☆RISHの方の翔ちゃんは脱がなくても翔ちゃんとわかるのがかわいいね。
TRIGGER CHANCE 一ノ瀬トキヤ
ほんっっとに華のある人だな!!一ノ瀬トキヤ!!!
さすが、ソロアイドルとして売れていただけある。
彼の中の「アイドルとしてこうありたい」みたいなこだわりや美学をすごく感じました。
自分が預かっている時間に対しての熱量と責任感が並外れて大きい。
メンバーと喋っている時と、パフォーマンス中の表情やファンサが、メンバーの中でも1番ギャップがあるんじゃないですか?
曲中に連続ファンサする瞬間とか、スイッチ入りまくっていて最高でした。
レン様も甘い言葉を言ったりファンサしてくれるタイプだけど、トキヤはトリッドラブでカメラに気づいてあえて目線を外す、みたいな駆け引きをしてくるタイプ。
ファンサ団扇文化があったら、*7絶対高速ファンサタイプだと思う。
自分のファンを見分けるのが異様に早くて、1秒に2個くらい的確にファンサ捌いていく仕事人。
私には見える、ファンサに気づいてない子に「君ですよ」とか口パクして指差しするトキヤと崩れ落ちるオタクの姿が…それを見てちょっと意地悪そうに笑って去っていくトキヤが…私には見える…
普段ファンサなんてしないタイプの人がしてくれるのがたまらない。
アイドルとしての矜持を持ってるアイドルは最高です。
来来☆オーライ 来栖翔
翔ちゃん、高いところこんなに大丈夫になってたんですか…!?
私の記憶では映画撮影で高いところに登るのを怖がってるイメージだったので、だれよりもピョンピョン跳ね回って、しかも龍まで乗りこなしてて、たまげた(ドンと来い超常現象)
翔ちゃんは、小柄な分、大きくはっきり振りを踊ってるのがいいですね!!
*8ジャニーズでもダンスがうまいと言われているメンバーは小柄な人が多くて、自分の体の使い方とか、魅せ方とか、そういうのを理解している動きがしびれるんですよね。
翔ちゃんも大きく踊るけどバタバタしていなくて、いい意味で小柄だと感じないダンス。
しかも、アイドルのダンスはできるだけ顔を残して踊るから、どの角度からカメラに抜かれても最高にキマッてるのよ!
元気でパワフルな動きと、アイドル的余裕を残す動きが最高の塩梅でよかったな~~~!
あと欲望のままに言うと…翔ちゃんは恥ずかしがるかもしれないけど…*9Hey! Say! JUMPの「ペットショップラブモーション」やってほしい。いやほんとにごめん。かわいいを遂行するアイドルが好きすぎるんだ。
ご存じの方もいると思うが、ネズミの格好した知念君が「ちゅう もっとこっち見てよ ちゅうちっちゃな僕だけど さみしくさせない ちゅうちゅう」とか言うヤバ曲があります…
UUUU
さっきも言ったが、ソロ曲であんなにキュートだったなっちゃんが爆イケお兄さんになっていて震えた。
この曲は振りと踊り方に注目して見ていました!!
あとのMCでも言ってたけど、それぞれが踊るパートがすごく個性出ててよかった。
レン様はこういうカッコイイ曲でもしなを作るのがうまくて、体格を活かした独特の余裕と色気を感じる。
翔ちゃんはさっきも言ったけど、小柄さを感じさせない踊り方なのと、カメラに抜かれた時指クイクイッとさせるの、あれギャップすごいわ。
なっちゃんは歌い方も踊り方も1番ワイルドで本当に本気でびっくりした。例の砂月さんじゃないのだから…なっちゃんのままこれできるのお強い…
音也は本当に、視線泥棒。他の人のパートで待機の姿勢もなんか妙にかっこよくて、いつの間にか視線持ってかれる…そして曲にノッてる感じが見ていて気持ちいい!
演出的には*10KAT-TUNレベルの炎とレーザーの出し方でテンション爆上がりでした。
センステでみんなで踊り、各々のカラーのせりあがるタイプのステージに移動するのもカッコいいしすごくリアル。
こういう時の客席の煽り方もメンバーの個性出ていいよね!!
いつか、こういう系の曲で7人で*11ジャンプアップで登場するの見たい~!
そして*12ムービングステージからオタクを見下ろしてくれ~~!!
SAMURAIZM
これは*13ジャニーズワールドか?ここは冬の帝劇か?
毎年帝劇通いしていたジャニオタ的に1番ジャニーズがやっていても違和感のない楽曲でした。
刀を持ち始めた時には大興奮してしまった。殺陣が嫌いなオタクは存在しない(過激派)
真斗さんがロングジャケット担当なのわかる。私が好きになるアイドルは絶対ロングジャケット衣装を割り当てられるのだが、今回も例に漏れずロングジャケットアイドルを好きになったのだとここで確信した。
ロングジャケットの裾まで意識が行き届いたターン、ありがとうございます。
そして、真斗、トキヤ、セシルのそれぞれ持つ優雅な雰囲気が楽曲に合っていて、ユニットの振り分けが素晴らしいですね。
セシルちゃんは指先を伸ばしたり、伏し目にしたり、日本舞踊的な流れの美しさがいいな!
トキヤはやっぱり華やかで、歌い方や踊り方のアクセントで曲をエンタメに昇華するのがうまい!
真斗さんは静と動のメリハリが効いていて、腰をグッと落としたりする振りが映える。武道的所作の時に特にアップで抜かれる瞬間が多くて、カメラマン金一封!となった。
和コンセプトの楽曲はジャニーズでも昔から鉄板なんですが、ちょっとカオスでトンチキっぽいのがまた本当にリアルで…
絶対にM〇テでこの曲を披露したらありえない量の桜吹雪が降ってきますよ…(「嵐 M〇テ 紙吹雪」で検索)
MC
もうみんなでワチャワチャ話してるのが、オタク1番嬉しいよね。
末っ子セシルちゃんが終始ワァ~~!みたい顔してお兄ちゃんたちの真似っこしたりパチパチしたりしてて可愛すぎたな。
真斗さんがお世話係っぽくてそれも超かわいかった。
「僕たちだけで話しちゃった~」みたいに言ってたけど、それでいい。話すことを事前に決めないで緩めに話しているのが、本当にライブ中MCだった。
オタクを置いてけぼりにして、遊戯王だのムシキングだのの話題で盛り上がってていい。(それはKing&Princeさんです)
オタクが知りたいのはツアー中のホテルの部屋割りなので、ST☆RISHのみなさんも地方公演の際はそれだけ教えてください。(強欲)
ここでファンからのサプライズ!
制御ペンラとはいえ、この規模感でしっかり文字になってるのすごい!!
ファンからサプライズ演出があるってことは、何周年とか、初のスタジアムライブとか、記念すべきライブなんだろうか。新規にはわからない。
しかし、メンバーが感動してくれている姿を見たら、オタクも泣いちゃうよね。
これを企画した運営側も、グループを大切に思ってくれているんだろうなって、チームST☆RISHごと愛おしい気持ちになります。
ST☆RT OURS
ラストでこの曲というのが本気で素晴らしいライブなんだスタツアは。
ファンに向けた感謝の曲。きっとこの先ライブの定番曲になって、何回も歌ってくれるんだろうなぁ。
*14個人的には、嵐の「感謝カンゲキ雨嵐」や、King&Princeの「King&Prince,Queen&Princess」が思い出される。グループ名が入っていて、メンバーとファンの絆の曲。
アイドル個人の感情をガツンと乗せた歌い方や表情を向けてくれる楽曲っていうのがいいですよね。
ST☆RISHもみんな、ニコニコ顔ではなく、かなり真剣な顔つきで歌っている。
そしてやはりこのグループ、ここでもクルクルとフォーメーションが変わる。
でも、あまり音也がセンターに入ってこないのが、素晴らしい構成だと思います。
「アイドルとしてキメる」曲ではないから。
それぞれがセンターに来ることで、それぞれの想いがグラデーションのように重なっていく。
それはそれとして、サビと最後にセンターを任されているのは一ノ瀬トキヤというのが面白い。
彼もセンター適正ありますが、今回ユニット曲で真斗がセンター多めだったので、この曲でセンターに来たかという気持ちです。
アンコール
はじまりました。アンコールのシンメ大放出スペシャルが。なんだこれ?
シンメや運命大好きオタクなんですが、*151つのグループにシンメが3つあるのヤバすぎない?どういうこと?すみません、にわかがベラベラ喋ります。
那月&翔&セシル
ここは元々なっちゃんと翔ちゃんのシンメなのは知っている。セシルちゃんが加入して、事務所がこのシンメに末っ子預けたのも超わかる。
那月&翔のシンメは、相互理解と穏やかさがありますよね。
翔ちゃんは、小さいころからトラウマのきっかけ作られたり、砂月に振り回されたりしてもなっちゃんの全てを受け止めているのがすごい。
しかし翔ちゃんが振り回されがちかと思えば、ライブ中に翔ちゃんが感極まるとなっちゃんが優しく微笑みながら気にかけているシーンも見えたりして、慈愛にあふれたシンメだなぁ。
セシルちゃんも2人に挟まれてニコニコ歌っていて大変よろしい。そのまま真っ直ぐ育ってほしい。
レン&真斗
私がこのシンメの氷河期をリアルタイムで追ってたら、この曲で泣き崩れる。
*16ふまけんと*17しょうれんを追ってきましたが、本当、シンメの氷河期って当時のオタクからしたら笑い事ではないじゃないですか…お互い大人になって雪解けが訪れて、やっと懐古できるくらい、オタクの古傷にもなる…
その雪解けの形をこんな風に見せられたら、昔から見てきたオタクはもうひとたまりもないと察します。
仲良しになるとかじゃない。
ひとりの人間として、ひとりのアイドルとしての互いを認め合って、そこに信頼が生まれて、互いを信じたパフォーマンスができるようになる。
つかず離れずを繰り返して、最後に見つめあいながらも、自然と2人とも挑戦的なまなざしになっていたのが象徴的でした。
トキヤ&音也
センターの音也にシンメと呼べる存在がいるのが素晴らしい。*180番を背負うセンターは孤独になりやすいので、ST☆RISHにとっても心強いシンメなのではないでしょうか。
あとこのふたりは、他の二組とは違って「アイドルにならなければ出会わなかったふたり」ですよね?
天才タイプと秀才タイプで、異なったアイドル性を持つふたりだからこそ、切磋琢磨できるよい関係性を感じる。
トキヤはどんな位置に立っても、そこがセンターのように輝ける人。
音也はセンターに立つことで自分も周りも輝かせる、センターが居場所の人。
どちらもカリスマ性のあるアイドルだと思う。同室になってくれてありがとう。
シンメオタクの妄言ですが、那月&翔は向き合いのシンメ、レン&真斗は背中合わせのシンメ、トキヤ&音也は併走のシンメというイメージ。
本編丸ごとライブの映画でここまでストーリー感じさせるの、すごすぎる。
そして最後にデビュー曲。わかってんな~~~!
私はアニメの2期まで視聴して搭乗したので、このデビュー数年目のアイドルがデビュー曲を歌う感じにグッときた。
予習で見たアニメは歌い踊るシーンがあまりなかったので、ジャニーズJr.のドキュメンタリー気分で見ていました。
そのアイドルを頭に浮かべてライブ来たら、デビューから数年経ったスーパースターがいた衝撃…全編通してその衝撃がすごくて…
最後にデビュー曲を見せてくれたことで、それがより一層強く感じられました。
しかも、デビュー曲って時が経てば経つほど、泣ける曲になっていくんですよね。
当時のちょっとダサい衣装(透け雨合羽衣装)着て歌ってくれる嵐、声変わり前のデビュー曲をキーを下げて歌うSexyZone、違う道に進んだメンバーの位置を空けたまま歌うKing&Prince。本当に、デビュー曲は歩んできたグループの歴史を感じさせる…
ST☆RISHも、シャカリキさが抜けて余裕の出たパフォーマンスになっていました。
すごいですよ。もうこのデビュー曲が10年以上たって、歴史を感じる曲にまでになっていることが。
劇中の彼らがデビュー何年目か不明ですが、アイドルグループが10年続くって、本当にとんでもないことです。
劇場で何人か泣いている方も見ました。
デビュー曲のエモさや、アイドルグループの歴史、それを2次元で感じさせるST☆RISHの凄みを新規の私も実感しました。
ちなみに、セシルちゃんが加入後の1000%(アニメ2000%)を見てすぐだったので、特にセシルちゃんが歌うパートに泣けた。これはもう本当にただの感想。
おわりに
ST☆RISHがいかにリアルか、ド新規が長々と語りました。
個人のアイドル性、メンバーの関係性の変化、グループの歩み。
アニメ放送スタート時には、ここまで想像していなかっただろうところまで来ているんじゃないか?と思います。
彼らも(彼らを形作っている人たちも)悩み、考え、成長していく、予定調和ではない姿がまさにアイドルです。
3年後、5年後、10年後、どんな姿になっているか、いちアイドルオタクとして楽しみにしています。
*1:2020年に行われたKing&Princeのコンサート「L&」で飛行船を操縦する演出がある。このライブのコンセプトも、様々な世界を旅するもので、余計リアル。
*2:なにわ男子「ダイヤモンドスマイル」に「プラチナのジェットにのって」という歌詞があり、ステージセットがジェット機になっていた。
*3:中島健人ソロ曲。健人君はちょこちょこピアノを披露してくれる。
*4:ジャニーズのライブでは団扇も持つのでペンラは基本リズムに合わせてフリフリするだけ
*5:去年はキンプリ×乃木坂×ディズニーでシンデレラ城の前でパフォーマンスしていた。
*6:アラフェス2013にて披露
*7:ひとりにたっぷりタイプ、周り一面にタイプ、ファンサにも個性が出るよね
*8:魅せ方のうまさは嵐の大野くん、JUMPの知念くんがわかりやすいと思う
*9:公式動画がないが検索して損はない衝撃ソング。策士伊野尾慧の手腕…
*10:炎とレーザー、鉄バット、そして「声ださねぇと命はねぇぞ!!」とめちゃめちゃに煽られるKAT-TUNのライブ
*11:奈落から飛び上がって登場する、ライブ演出のひとつ
*13:毎年、年末年始に帝国劇場で上演されてきた、ジャニー喜多川が総合演出を務める舞台。何年経ってもストーリーが理解できないが、アドレナリンがドバドバ出るトンチキ演出が繰り広げられる。若手ジャニーズとジャニーズJr.が出演してきた。
*14:両者ともに、ライブの終盤で歌ってくれることが多い。
*15:ジャニーズでは1つのグループにこんだけ「シンメ」と呼べるシンメがいることは少ない。
*16:sexyzone菊池風磨&中島健人のシンメ。入所間もない年下3人とデビューしたふたり。子育て中なので離婚しないが関係が冷め切った夫婦のようだった。ふまけんの雪解けは8.25事件と言われ、ファンの間では伝説になっている
*17:King&Prince平野紫耀&永瀬廉のシンメ。(現在グループでシンメの位置で踊ることは少ないが、Jr.時代からシンメ扱いが多かった)成長とともに、兄弟のような関係性が変わり始めた時期、信じられないほどギクシャクしていた。
*18:センターを0番と呼ぶのはジャニーズの他でもある文化なのか…?